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店に入ると結構広い店でお客さんもたくさんいる
「人気のある店なんだね」
友達の奈美が言った。
「いらっしゃいませ!お二人様ですか?」
「はい、外でチラシをもらって来てみたんですけど」
「ありがとうございます。うちは時間も無制限で飲み放題だしカラオケも無料だから楽しんでってね、そこの席にどうぞ」
壁には焼酎、ソフトドリンク飲み放題と書かれていた
「千恵、私焼酎飲めないんだよね、どうしよう」
メニューを見るとビール500円と書いてある
「500円なら安いしせっかく楽しみにきたんだからビール飲みなよ。
ちゃんと割り勘で払うから久しぶりなんだし楽しもう」
私はウーロン酎、奈美はビールを頼んだ。
若い20代前半くらいの男の子が5~6人働いていた
客は男性客、女性客どちらも多く団体から1人で来ている常連らしき人もたくさんいた
「いらっしゃい、初めまして、良樹って言います」
名刺をくれた
「2人の名前は?」
「私は千恵、彼女は奈美」
たわいもない話しをして盛り上がっていると良樹が「俺もビールもらっていいかな」と言った
「気が利かなくてごめんなさい、私達ばっかり飲んでて…良かったらどうぞ」
良樹は席を立ち缶ビールを持って席に戻ってきた
「じゃあ千恵ちゃんと奈美ちゃんと知り合った事に乾杯!」
今考えてみると飲み放題だけじゃ店の売り上げはたいした額にならない
従業員はみんなお客さんにビールをご馳走になったりして売り上げを上げていたんだろう
でもこの店はしつこく何本もビールを要求してこない優良店だった
一本飲みきると「ご馳走でした、他にも従業員が後で挨拶にくるからゆっくり楽しんでってね」
「なんか良さげな店だね」
奈美もこのブルーと言う店が気に入ったようだった
次に席に来たのはまだ20歳の真彦。
「初めまして」
「良かったらビールどうぞ」
私から快くご馳走した。
そんな風に従業員全員にビールを一本ずつご馳走して楽しく会話して私達はその日は楽しく帰った
「良かったらまた来てね」
帰り間際エレベーターが閉まる瞬間に男の子が手を振っていた
「また来たいね」
本当に楽しくて私達は気分よくほろ酔いで帰って行った
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