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「記憶喪失?」
何とか誤解を解いた俺は、自身の事情を話した次第で……
「はい。で近くにあったあなたの家に来た、という訳です。」
「そう…………う~ん、もしかしたらあなた外来人かも……」
アリスさんは少し考えて曖昧だが自らの結論を出した。
外来人ということは、ここは俺にとったら外国ということか?
でも何故?
いや、ただ記憶を失ったから外来人というのは余りにも軽率じゃないか?
言語も通じているようだし。
「なんで?って顔してるわね。そうね………あなた、一般教養は解るって言ってたわよね?」
「はい、一応は……」
「じゃあコレは解るかしら?」
そう言うと彼女は一本の大木に向かって七色の何かを放った。
「……え?」
その『何か』は大木に直撃。
凄い爆発音と共にその大木は倒れてしまった。
「……は?」
「うん、決まりね。あなたは外来人よ。」
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