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今、アリスさんの家にお邪魔しているわけだが……
開いた口が塞がらないとはこういうことなのだろう。彼女曰わく、あれは『弾幕』と呼ばれているもので、この世界の住人なら知っていて当然のものらしい。弾幕ごっこと呼ばれるルール付の試合?まであるらしい。
確かに、俺は弾幕のことを知らなかった。多分だが、外来人なのだろう。
俺は差し出された紅茶を頂きながら考えた。
うん。念のため、アリスさんに幾つか質問をしてみるか……
「あの、アリスさん。コレ見た事ありますか?」
俺はコートの中から気絶していたときに手の中にあった、一丁の銃を取り出し、聞いてみた。
「う~ん、よくわからないけど。あっ、確か月兎が似たようなのを……」
月兎?が気になったが、それは後回しにして質問を続ける。
「えっと、後はこんな格好の人ってここには居ますか?」
自分のコートをバッと見せながら、答えを待つ。
「いや、変わった格好だと思うわ。あなた以外、見たこと無いわね。」
決定。俺は外来人だ。
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