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うっすらと見える家に向かい、歩を進めていく……
ふと、何かの気配を感じた。
しかし、辺りには霧が出ており、視界が霞む。
それでも、気配の感じる方をジッと見て確認する。
拳銃をいつでも取り出せるよう、右手はコートの中に忍ばせる。と同時に茂みから何かが飛び出してきた。
「…………?」
う、ウサギ?
茂みから出てきたのはウサギだった。
……少し神経質になりすぎたみたいだな。
コートから手を出し、一息ついた後、小屋へと足を進ませた。
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