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振り向くと、今にも殺してやるわ的なオーラを放った少女が立っていた。
「誰? 何の用でここに来たのかしら? 返答次第では……」
恐らく、この人が……
「えっと、アリスさん?」
彼女は、何で名前知っているの?と言わんばかりの疑いの目をこちらに向けてきた。
「あー、あの、この子が言ってたから、アリスの友達?って。だから多分あなたがそうなのかなと……」
「シャンハーイ。」
すると、例の人形がフヨフヨ浮きながら、アリスさんの元へ近づいていった。
「あっ、上海! 大丈夫!? 変なことされてない!?」
変なこととは何だ?何かあなた、物凄い失礼なこと言ってない?
俺にそんな趣味はないぞ?
……ていうか上海って名前だったんだ。
とりあえず、色々な事に混乱しながらも、一旦、気持ちを落ち着かせる事にした。
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