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僕にはお姉ちゃんとお兄ちゃんがいる。
8才離れた聡明で勝ち気な郁美姉と、7才上の優しくて、穏やかな八雲兄。
自慢の姉兄だ。
ただ若干、過保護なところがあるけど。
そんな僕らは、何をするのにも一緒だった。
受験生の僕は、ある日お兄ちゃんの部屋にお邪魔した。
郁姉は彼氏とデートだったから。
帆志「雲兄ィ…‥勉強教えてほしいんだけど…‥」
そっと顔を覗かせると、どうやら電話中だったみたい。
八雲「もしもし。ん?今度の日曜?あぁ~暇だけど。わかった。じゃぁ、バイバイ、ナオ。」
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