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日曜日。 苦手な数学をやっつけていた僕の部屋に、郁姉が遊びに来た。 郁美「どう、帆志。勉強はかどってる?」 そう言いながら、机にオレンジジュースとクッキーを置いた。 帆志「わっ…‥このクッキー、いい香り!」 匂い同様、味もよかった。 帆志「すごいおいしい!さすが郁姉!」 食べだすと止まらなくて、僕は一人でたいらげてしまった。 郁美「フフッ♪伊達にパティシエやってないわよ?」 僕の食べっぷりに頬を緩めながら、郁姉が部屋を出ていこうとする。 帆志「待って!」 僕は咄嗟に引き止めた。 聞きたいことがあったから。
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