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帆志「雲兄って、今日どこに行ったのか知ってる?」
何気なくシャーペンをクルクル回しながら問い掛けると、郁姉は〝う〰ん〟と唸りながら答えてくれた。
郁美「確か友達と何人かで遊びに行くって。ゲーセンとか、カラオケあたりかしら?」
あぁ、〝ナオ〟って人と…‥
帆志「もしかして雲兄、彼女できたのかな?!」
ガバッと立ち上がって喜ぶ僕と、まさか、と首を振る姉。
郁美「八雲みたいな真面目すぎる男じゃ神経疲れるわよ。我が弟ながら、完璧すぎてつまらないわね。私なら、帆志を選ぶVv八雲だって、彼女より帆志の筈よ!」
帆志「さいですか…‥;」
そう、僕の兄と姉はブラコンなのです。
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