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『貴様、図が高いぞ。』
んン…‥っ?
幻聴?
いや、こんな絶対零度の声を聞き間違えるハズがない。
俺は、恐る恐る天井から窓辺に視線を移した。
そこには、
太一「カオ…‥ス!!?」
真っ黒な子供が窓辺に座り、足をブラブラとさせながらこちらを見ている。
羽が着いてるのは人間じゃない証拠。
カオス『オマエの愛する王子様の帰還だ。…‥おい、なんだその不抜けた顔は?嬉しくないのか?』
相変わらず憎まれ口をたたく仔悪魔。
でも、なんだかムカつなかい。
ガタッ
イスから立ち上がると、俺はカオスを抱きすくめた。
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