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洗面所はすでにヒトに溢れていた。
眠気を飛ばすように勢いよく顔に水をかける。
水が冷たく鳥肌がたった。
しかし冷たい水を浴びても目は覚めない。
眠い…眠い…
部屋に帰ってくるとさっきまで入っていた布団がまるで おいでおいで するように私を見つめていた。
布団に手をいれるとまだほんのり暖かい…
もう一度この中に潜り込み眠り呆ける事が出来たらどんなに幸せだろう。
朝は少し弱気になる。
朝になるたび逃げ出したくなる。
また1日が始まるんだ。
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