二章***始まり

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 そんな時だった。突然放送が鳴る。 『3年2組の速風 瑞樹(ハヤカゼ ミズキ)ちゃ~ん。校長室で校長先生が呼んでるよ。急いできてね~』  "ブフッ"…みんなが一斉に笑いだした。俺をみんな哀れみの目で見てくる。  なぜなら、目を合わしたら最後、学校1のキレ屋(おかま)を誇る末川先生(先公)こと末っ公があんなことを言ったからだ。  しかし、そんな空気は『黙れヤ~』というタッチャンの一声で一喝される。  そうして"しーん"となった後、再びクラスメートからドンマイコールが聞こえてきた。  仕方がなく瑞樹はそれらを華麗にスルーして校長室に向買っていった。  ’ニヤッ‘ 『………………    ………………解放の時が』
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