二章***始まり

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 何かヤバいことしたかな?  校長室に呼ばれるの初めてだよ。何かやったっけー。なにも思い当たらない。  せっかくの俺の昼休みをなんだと思ってんだよ。俺にとっては、ちょー貴重だって言うのに。なに考えてるんだクソ校長が。  ま、まさか…今の"クソ校長"っていうせりふを予知してたって言うのか。やるなーー。まあ、心を読むって自体だけでもスゲーけど。  瑞樹はそんな無駄なことを考えながら、取りあえず急いで走っていた。  そんな廊下を走っている時、瑞樹は何か違和感を感じた。  何かに圧されてるようにいつもより足が軽い。  無駄と分かり切ったことを考えていたせいか、構わず俺は校長室へと向かって走っ行った。
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