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いや、いや、いや…
本当に、どうしたら良い?
何なんだろう、この人。
そんな事を頭の中で、グルグルと駆け巡らせていると、彼は財布からコーヒー一杯分の代金を私に差し出す。
そして、
「See you agein!Aine♪」
と言って、店を出て行った。
放心状態から、抜け出せない私。
「え…え゙ぇ゙~~っ゙?!」
やっと発した言葉は、有りったけの嫌悪感の篭った拒絶反応だった。
《美形な変質者?》
そんな事を思いながら、彼を記憶から抹消しようとした。
こんな時に限って、頼りたい彼はココに居ない。
その居ない理由を、身をもって痛感する。
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