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｢｢ありがとうございましたーっ｡｣｣
時刻は丁度､午後22時｡
最後のお客様をお送りして､本日のバイト終了｡
｢ハァ～｡結構､こういう仕事も疲れるものね｡｣
胡桃さんは､今日一日の仕事が余程キツかったのか､そう口に漏らした｡
｢胡桃さんは､どうしてココでバイトしようと思ったんですか？市川さんの側に居たいからですか？｣
｢それもそうだけど…
って！！な､な､なっ？！何で私が渓っ――ぐふっ｡｣
私は慌てて､胡桃さんの口を塞いだ｡
よく考えたら､どうして私が慌てないといけないのだろうか｡
市川さんが自分の名前に反応し､こっちを見ていたから､反射的に私が慌ててしまった｡
｢…っぷは！！急に､何よッ？！｣
｢ごめんなさい､ちょっと反射神経が…｡｣
｢――はぁっ？！｣
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