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リコリスと名乗る女性はとても美しく綺麗な方でした。
緋色の腰辺りまである緩やかなウェーブの髪。
顔立ちはまるでお人形のよう…。
目の色も同じような緋色で、肌の色も白くて透き通るよう。手足も細くて長くって…
何だか少しヴァンパイアを思い起こす。
血を吸われてしまうのかな…。
リコリス「よく眠っていらっしゃいましたね。体調は如何でしょうか?お嬢様。」
リコリスさんはニコリと美しく笑いかけてくる。
私「あ…すみません。私…すっかりお邪魔してしまいましたね;今…何時ですか…?」
リコリス「まぁ…お邪魔なはずはありませんよ?ここは貴女様のお家ではございませんか。」
・・・・・・・。
え!?私のお家!?
いきなり言われた言葉に混乱してしまう。
私「リコリスさん…私は…」
リコリス「お嬢様…わたくしを『リコリスさん』などとおっしゃならいでくださいませ…。わたくしは貴女様のメイドで御座いますよ?」
え???????
なにがどぉ言う事なの!?!?
私はこんなに大きな部屋に住んではいないし…
もちろんメイドなんて雇っていない…
何故!?何がどぉなって居るの!?
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