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彼は無言で私に近付いて来ました。
はっきり言って怖い…
口元だけでも、なんだか美しくて、怪しい雰囲気の彼は、
一枚の封筒を私に差し出しました。
私は恐る恐る片腕を伸ばし受け取りました。
真っ赤な封筒…(真っ黒なら分かるけどなぜ赤…?
開かないように止めてあるのは蝋で、黒薔薇の刻印が入ってある…。
あれ……?
変な彼が歪んでもっと変になってきた…
私の目の前は暗黒に飲まれた…
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