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「……………。」
目が覚めた…柔らかいベッドの上かな…ふわふわしてて…気持ちがいい…
『そぉいえば…ここは何処なのかな…?』
周りを見回す…
けれど、周りには薄く黒い布に覆われている…
『まさか…ね…』
まだくらくらする頭で起き上がり、薄い布を掻き分けて、ベッドの外に出た。
「っ!!!!!!!!!」
出た時に部屋の中を見回すと…
真っ赤な部屋に私は居た…。ううん…真っ赤じゃない…血のような色をしている…。一気に怖くなってきた…
ソファーも机も何もない…ただベッドと大きな窓と真っ黒な扉が有るだけ…。
『あ…ベッド…』
怖いけれどまさかと思い、振り返ると…とても立派な天蓋付きのベッドだった…
「すごー…」
口をポカンと開けて仕舞うほどの大きさと豪華さ…
まるで本当のお姫様が眠るような…
『でも…黒いな…』
コンコン…
扉をノックする音がした…
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