モノクロ

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季節は彩り変わり行くのに、僕らにはモノクロの思い出しかないんだね…   互いに慰め合い続けたのに、僕らはどこかで間違っていたのかも知れないね…   優しく撫でる風は何故か冷たく通り抜けて行く そこらから動けなくなる位に心が止まる   それでも僕らはこれから先を信じて、安らぎと癒しに身を投げ出しましょう   馴れ合いだと哀れみの眼で見られても 前だけを見て前進し続けよう… それが間違いだと言われても   錆びついた世界で生きるのは辛いけど 互いに支え合いながら行きましょう   モノクロの花に少しずつで色を付け合いながら カラフルに染まった思い出を作りあげましょう   この透き通った青い空に負けない様に…   どんな芸術より素晴らしい事なのだから…
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