シラナイ オトコノコ

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「幸せかな? 一応 あんなんでも 旦那さんは 真面目に働いてくれてるし 将も 元気に育ってくれてるし ゆうきのお母さん達とも 昔から変わらない感じで 大事にしてもらってるし 毎日 不満もない と 言ったら嘘になるけど」 あたしは ミナをちらっとみて 軽く笑った 「でも 幸せか 不幸かの 選択を迫られたら 幸せを選ぶよ」 そう 言ったあたしを まったく納得してません と言わんばかりの顔で ミナは うーん、、、 と言いながら 上目使いで見た 「あたしが 聞きたいのは そういう意味じゃ ないんだよな 家族の中の幸せじゃなくて。。。 ゆみの 幸せだよ?」 ミナは あたしの返事を待たずに話を続けた 「ゆみはさぁ あたし達と 違って 夜遊びの楽しさや 一人暮しの自由とか なんて いうのかな~ 青春不完全燃焼のまま いまに 至るわけでしょう? 後悔とかは ないの? ゆうきさん 以外の人と 遊びたいな~ とかはないの?」 ミナは 少しイライラしながら まくし立てるような言い方で あたしに聞いてくる ~ ゼック~ なんで そんな言われかたされなきゃなんないの?
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