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「んじゃ 行ってくんな」
「はい お弁当」
「サンキュー じゃあ 将も 遅刻すんなよ~」
「大丈夫 お父さん 行ってらっしゃ~い」
歯磨きしながら 将は 玄関まで ゆうきを 見送る
さって と 。。。。
「将 忘れ物は ないよね?」
「大丈夫」
「ハンカチ テッシュ 名札 おっけ?」
「おっけ~ 」
「じゃ 行こうか ?」
そう聞いたあたしに 将は 首をふる
「お母さん もう 僕 一年生じゃないから 一人で 待ち合わせ場所まで 行けるよ」
ああ、、、、 そうか
いつも 集団登校の待ち合わせ場所まで あたしは 将を見送りに 行っていた
だけど もう そんな ことしなくていいよ
と言う 「巣立ちの時 なんだな。。。 」 つぶやくと
「大袈裟だよ」 ふて腐れたような顔で 靴をはき
じゃ 行ってきまーす
と 「行ってらっしゃい」
も 聞かずに 飛び出して行った
はあ~ そっかあ。。。。
なんだか すごく気が抜けた
卒業 結婚 育児
ずっと 気をはっていた
お母さんが 若いから と言われたくなくて 。。。。
もう お母さん べったりは恥ずかしいんだな~
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