じぇねれーしょんぎゃっぷ

シラナイ オトコノコ

「主婦生活は 慣れた？」

ストローで 氷を ザクッザクッ と さしながら ミナは ちょっと 冷めた顔をしながら
あたしを見ないで 「うーん 、、、」と 言ったきり しばらく黙っていた

「なぁーにー まさか もう 主婦は 飽きた？」

ミナは 昔から 本当 熱しやすく冷めやすい 娘だった

高校時代から 何回 「あたし 彼と結婚する！」
を 聞いただろう

結婚式の招待状が 届いた時も

家の電話がなるたび ミナから 「やっぱり 結婚やめるぅ」だったら どうしようか と かなりヒヤヒヤしてた
（それも ずいぶん失礼な 話しかもしれないけど。。。。）

「タイクツ ですか～？」
あたしは わざと ふざけて 手をマイクの代わりに 差し出して 聞いてみた

ミナは 首をすこし傾げて 「うーん。。。」
と 言って 下を向き しばらくしたら ちょっと 真剣な顔をして あたしを見た

「ゆみ 結婚して 幸せ？ いま 毎日 満たされてる？」

えっ。。。 それは 結婚するまえに 聞きなさいよ って 思わず 突っ込みたくなるところだった

が ミナは 本当に真面目な顔をして あたしを見ていた