偽りの『普通』

11/14
前へ
/220ページ
次へ
「ナイ………フ?」 それはナイフだった。 そのナイフは悪趣味な装飾が施されており、一目見ただけで真っ当でない品だと分かる。 しかし、どういう訳か俺はそのナイフに引き寄せられた。 禍々しい、嫌悪感を容赦なく刺激するそれを手に取ってしまったのだ。
/220ページ

最初のコメントを投稿しよう!

992人が本棚に入れています
本棚に追加