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隼人の学校は、近道で篠山古墳を抜けてまっすぐ行っても自転車で30分はかかる。
本来篠山古墳を抜けて行くのだが、今日は遠回りをした。
なんとなく…ではなく、やはり夢をみたからだった。
その分、自転車を飛ばしたので、席につく頃にはバテバテだった。
始業ベル10分前。
まぁセーフだ。
そんな隼人の肩を叩き、
「おはよ~」
挨拶をしたのは、早紀だった。
「おはよ~~」
「隼人。朝からだらしない!!」
早紀とは幼馴染みである。
「朝からうるさいなぁ」
「うるさいとはなによ!
まぁいいわ。
ちょっと、これ見てよ!」
ジャジャーンと言う効果音を自分で口ずさみ取り出したのは…
「あ?新聞?
あぁ、学校新聞か」
「そーよ。①学期最後の学校新聞できました~」
「…へぇ」
早紀は新聞部の部長である。
「反応うすっ!
よく見てよ!!」
隼人はシブシブ手にとった。
早紀は言い出したらきかない。
「…あ。眠り病…」
「そぉ!!バッチリ取材してきたのよん」
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