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今、真夜中。
隼人は夢を見ている。
夢…なのに…
暑い。
嫌な空気、嫌な暑さ…
ダラダラ汗がでる。
そんな空間を、
隼人は慎重に歩く。
行くあてなんてない。
体が勝手に動く。
どれだけ歩いたか?
前に小さな灯が見える。
体はそこに向かっているらしい。
隼人は自分の体に任せてひたすら灯に向かって歩く。
突然。
目の前が明るくなる。
太陽の光とは違う何かに、思わず目をつむる。
目が慣れてくると…
灯の中心に何かが見える。
「…なんだよ。あれ…」
ふいに声がする。
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