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隼人は目覚めた。
今は6月中旬。
暑くないはずなのに、
長袖のシャツが汗で濡れている。
不快。
隼人はぼやける頭をひと振りして、
ベッドからおりる。
それと同時に、枕元にある携帯を手にとる。
「まだ5時30分…」
隼人は6時に起きる。
微妙な時間に目が覚めた。
取りあえずタオルで体を拭く。
これだけ汗がでているのに、
体は冷えきっていた。
(それにしても…なんだあの夢。…夢?
なんか夢っぽくないよな…
篠山記念樹か…)
隼人は本来あまり深く物事を考えない。
親や先生、友達からも、
「能天気」
そー言われる。
けど、夢の事は深く考える。
無視…するのが一番だろう。
だが、俺は探しにいく。
そんな予感がした。
それが自分の宿命な感じがした。
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