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今さら寝れないから、二階の自分の部屋をでて、下に降りる。
台所では、母親が、
朝ご飯の準備と、
父親の弁当作りをしていた。
テーブルに出来たての玉子焼きがあった。
それを一つ取って、口にほおりこむ。
「隼人!!」
母親の叫び声を聞いて、むせる。
「ゴホッゴホッ」
母親が慌ててコップに水をついで渡してくれた。
隼人は一気にそれを飲む。
冷たい水が、喉を通る。
なんとか玉子焼きも喉を通った。
「びっくりしたよ。
隼人、珍しいじゃない。
いつもは起こしても起きないくせに」
母親はブツブツ言って、お弁当作りを再開した。
「わりーかよ。
メシは?」
母親はお弁当箱におかずを詰めるのに苦戦していた。
「えぇ?まだもーちょっと待ってて!」
隼人はあくびで返事をしつつ、
TVをつける。
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