‐第①章‐

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6時‐   隼人の興味をひくニュースはやってなかった。   TVを一旦消して、2階の自分の部屋に戻る。   ゆっくり着替えて、学校に行く準備をした。   外はもう明るい。   窓を開けて、伸びをする。 気持ちいい風が入ってきた。   ふいに夢を思い出す。   同時に鳥肌がたつ。   慌てて窓を閉めた。   隼人の部屋の窓から、 篠山古墳がうっすら見える。   自転車で10分位のとこにあるのだ。     しばらくそれを見つめる。     ふいに母親の叫び声が聞こえた。   どーやら朝ご飯ができたらしい。   鞄をもって下におりる。   台所から味噌汁の香りがした。
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