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一緒に働いている友達のリオは、私の失態を慰めてくれるどころかダメだしするし。
はぁ…。
ため息まででてくる。
「ヒナ…。何かあった?」
ひとしきり私に言いたいことを言ったあと、ついでのように聞いてくる。
ショートの髪をかき上げながら、薄茶の瞳を細めた。
「ん…今日さ、バレンタインでしょ?」
「うん」
「気になる人にチョコあげたの」
「まじで!?いつの間にそんな人できたんよ~?」
驚いた顔になり、リオは私に詰め寄った。
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