8人が本棚に入れています
本棚に追加
素直にその好意を受け入れる。
リオは「よし!」と頷くと、私の頭を撫でた。
「明日は…いつも通りにしてるんだぞ?」
「うん」
「じゃあ…そろそろ帰りましょうか!お腹すいたよ」
いたずらを発見したような顔で、リオはそっと舌を出した。
つられて私も笑顔になり、クスクスという笑い声が夜の闇に吸い込まれていった。
やっぱり…言ってよかった。
事実なのだから、隠すことはない。
私なんかがつく嘘なんて、きっとすぐばれてしまうのだから。
最初のコメントを投稿しよう!