FOCUS

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素直にその好意を受け入れる。   リオは「よし!」と頷くと、私の頭を撫でた。   「明日は…いつも通りにしてるんだぞ?」   「うん」   「じゃあ…そろそろ帰りましょうか!お腹すいたよ」   いたずらを発見したような顔で、リオはそっと舌を出した。 つられて私も笑顔になり、クスクスという笑い声が夜の闇に吸い込まれていった。   やっぱり…言ってよかった。   事実なのだから、隠すことはない。 私なんかがつく嘘なんて、きっとすぐばれてしまうのだから。
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