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この瞬間、自分の心拍数がどんどん上がっていくのがわかった。
それにつれて何がなんだか訳が分からなくなってくる。
『どうする？どうしたらいい？何…？何でこうなる？』
かなり混乱してる。
ふと視線を上げるとテレビとかでよく見る光景が写った。
前の車の後ろのウインカーのガラスは割れて、そこら辺にちらばっている。
トランクはガバッ！と大きく開き、後ろのバンパーはへし曲がっている…。
俺は目の前の運転手が気になり車の外へ出た。
『大丈夫ですか？』
と俺は声を掛けた。
車の中から一人の男性が出て来た。
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