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年の始まり。それは起きてしまった。
その日は月末と言う事で、働いていたお店の棚卸しの日だった。
俺はこの日、たまたま早番の日だったんだ。
棚卸しはお店が閉店してから行われるんだけれど、この日俺は早番。
『まさか、朝から閉店まで仕事？
んでもって、そのまま閉店後に何時間もかけて棚卸しなのか？
最悪だ…。』
そう思ってたらＫ部門長が珍しくこんな一言を言ってくれた。
『今日は棚卸しだからどうする？お前早番だろ？中抜けして夕方からまた出て来ても良いし、定時で上がってお店が閉店したらまた来て棚卸しをするか？』
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