196人が本棚に入れています
本棚に追加
/2007ページ
聡「……」
天使「辛い過去があるみたいですね……」
聡「……」
天使「……」
聡「……死にたいんです」
天使「でも痛いのはもう嫌だ…」
聡「卑怯ですよね、死にたいのに痛いのは嫌だなんて……」
天使「……貴方が居なくなったら百合さんはどう思いますか?」
聡「邪魔者がやっと消えたって……そう思うに決まってます……」
天使「……邪魔者ですか……」
聡「……」
天使「百合さんがどれほど優しくしてくれたと思いますか?……」
聡「どうせ嫌々なんですよ……」
天使「……」
聡「何にも出来なくて……迷惑しかかけられないこんな奴、死ねばいいんです……」
ぴーーー
天使「あ……すみません、時間のようです……起きたらここでの記憶は全て消えるようになっています」
聡「……」
天使「また来たら思いだすんでまた来て下さいね?」
聡史「どうやってですか…?」
天使「私が呼びます(^^)」
聡「……」
天使「最後に一言……死ねばいい生き物なんて居ないんですからね?」
聡「……」
そんなの嘘だ
死ねばいい生き物はいる……
人に迷惑しかかけない人間なんてこの世に必要ない……
聡「ん、ううん……」
なんか変な気分だな……夢を見ていたような
ダメ人間特有の機能なのかな……
何だか嫌な気分……
……
死にたい……
最初のコメントを投稿しよう!