1214人が本棚に入れています
本棚に追加
『リーダー、今どの辺りにいますか?』
そう聞かれると黒髪の女性は周りを見渡すが……
「あー……わからん! 軽く魔法を使うから逆探知してくれ」
『相変わらず適当ですね……わかりました。フェアリーライト位のやつを撃ってください』
「了解!」
そう言うと、女性はビル街で一際高いビルの上に着地した。
「うわわーっ!」
しかし、後ろについてた金髪の女性は急に止まれず、その辺を一周して戻ってきた。
「いきなりで止まらないで下さいッスよ~」
「わるいわるい! まぁ、とにかく今から魔法使うから、レイ、補助宜しく!」
そう言うと、黒髪の女性はどこからかボウガンを取り出した。
するとボウガンから
『任しときな!お嬢!』
と、テンションの高い男性の声が響いた。
「いくよ、ショット! 聖なる光よ我が周りを照らせ、フェアリーライト!」
女性が呪文を唱えると、彼女の右手のひらの上に、小さな光の球が浮かび上がった。
『……逆探知成功しました。では……OKです、ライトレスはそこから西に3kmほどの郊外です。至急討伐をお願いします』
最初のコメントを投稿しよう!