発覚…絶望…

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…「両親に連絡とれるかな⁉」 医者が深刻な顔で俺に問い掛けてきた。 『え⁉そんなに悪いんですか⁉』 ケイは、少し動揺し…そして、少し考えて… 『何の病気か知らねぇけど、先が短いなら呼ばねぇよ』 医者は…困った顔で… 「今後の治療の事もあるから知らせて欲しいけど、君の意思もあるからね…検査結果、君の心臓に異常が見つかってね…このままだと、もって二年だ。移植すれば助かるが、君の血液型は特殊で何万人に一人だ」 突然の死の宣告を請けて戸惑ったが… 『そうですか…』 {受け入れてやる、どうせいつか死ぬんだ} 「週に一回通院しなさい、くれぐれも激しい運動をしないように、わかったね。」 病院を出て…俺は、色々考えてた。今までの事…これからの事… {二年か…俺が⁉} 『ハハハ‼』 訳も解らず笑いが込み上げる …そして 涙が溢れてきた…
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