発覚…絶望…

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「ケイ‼何時まで寝てんの‼学校に遅れるわよ‼」 翌朝、何時もと変わらぬお袋の怒鳴り声…何時もと変わらぬ朝… 何時もと違うのは…⁉ 俺は…後二年しか生きれないかもしれないという事。 『起きてるよ…』 飯の支度をしているお袋に 『なぁ…高校辞めようかな…意味ないしね』 って言うとフライパンを振り上げ… 「何馬鹿な事言ってんの‼あんたの将来の為でしょ‼」 … 『馬鹿な事ね…将来か…』 「なんか言った⁉」 『嫌別に✋飯…いらねぇ…行ってきます』 「ちょっと‼ケイ⁉ケイ⁉」 俺は歩きながらこれからの事を考えてた… 後二年で死ぬ⁉今普通だぜ⁉まだ16なのに⁉まるで…テレビドラマかよ… これから俺は… 未来を夢みても仕方ない…下手な希望は持ちたくない…ましては同情なんて…どうせ死ぬなら⁉…だが…自殺する勇気もない…だったら…無気力に生きてやる…感情を出さず、人とあまり関わらず…静かに、そう…静かに…楽しい思い出は必要無いんだ…後が辛いから… 気付けば学校を通り過ぎてた、 『さぼるか…言っても辛いしな』
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