9555人が本棚に入れています
本棚に追加
四人組の中から魔女のコスプレをした女が私たちの前に出てきて、
2、3回、私たちを舐め回すように見ると、こう言い放った。
魔女「フフ・・素人ねぇ・・
ここの小夜館に仮装もせず、しかもホラーの知識もない・・
何しにきたの?スキーでもしにきたの?アハハ!」
本人は煽りのつもりで言ったのだろうが
図星すぎて、言葉も出なかった。
まさしく、私たちは単なるスキー客だったのだ・・
だが、何かムカつきが押さえられない・・
魔女「まあ、あなたたちにはこの館は無理ね。
とっとと帰るといいわ!」
隣の理子様の頭からも
ぶちんという音が聞こえたような気がした・・
すると、ゾンビのメイクをした男が間に入ってきた。
ゾンビ「まあまあ、落ち着いて」
どうやら、仲裁しているようだ。
優しいゾンビだ・・
その時、聞き覚えのある音楽が大音量で館に響きわたった・・!
な、なんだ? 次は何が出てくるんだ!?
ドラキュラ「こ、これは!!」
ジェイソン「ま、まさか!あのお方が来ているのか!?」
魔女「このテーマソングは・・」
ゾンビ「ジョーズ・・」
そうだ!ジョーズだ!
ジョーズの曲じゃないか!
階段を誰かが降りてくるのが見えた。
それは鮫のぬいぐるみを着た女性だった!
鮫の口から本人の顔が見え、かろうじて女性ということがわかる・・
続いて、ミミズのぬいぐるみを着た女性が降りてくる。
こちらもミミズの頭から本人の顔が出ている
そういえば昔、スクワームというミミズが人間を襲うホラーを見たことがある。
また、わけのわからん奴らが出てきた・・
ここはビックリ館か・・
最初のコメントを投稿しよう!