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「自己紹介でもしませんか?」
などと誰かが言っているのが聞こえた。
なんで自己紹介なんかするんだよ・・と思ったが、どうやら場は自己紹介をする空気になっていた。
「じゃ、俺から」と、ドラキュラが手をあげると
黒いマントをヒラリとひるがえし、自己紹介をはじめる。
ドラキュラ「俺は勝之!
東京から来た。学生で、こいつらとは同じサークルだ」
といい、さっきの仲間の三人に目を送った。
どんなサークルだよ・・
ジェイソン「俺、洋一。呼ぶ時はジェイソンでいいぜ」
アイスホッケーマスクをかぶった男がオモチャのナタを振り回しながら言った・・
阿呆だ、こいつら・・
魔女「私は瑞穂よ。
私は他の三人と違って、本物の魔女だから。
悪魔と契約もしてるわ」
と、大きないかにも魔女ちっくな三角帽子と、黒装束に身を包んだ女。
ゾンビ「僕は敬太です。よろしく。」
ゾンビは深々とお辞儀をした。
コイツだけ、結構まともそうだ・・
次に、あのぬいぐるみ女コンビの番になった。
鮫「うちは見ての通り、ジョーズや!」
この後、沈黙が続いてたが
誰かが口を開く。
「あの・・本名とか職業とかは・・」
鮫「ジョーズや!」
「・・・・」
ミミズ「うちはミミズやよ!
ワームって呼んでくれてもええで~!」
このコンビは、病気なんだな たぶん。
かわいそうに・・
私もできることなら
こんな幸せな妄想思考になりたい・・
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