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冬美「冬美です。25才です」
と、一言で紹介を終えた冬美さん。
夏子「夏子です。趣味はオカルトです。
この館が気に入って、無理矢理オーナーに言って雇ってもらいました」
まあ、ここで働く人もオカルトやホラーのマニアなんだなと、思わず納得した。
小町「えっと・・小町です・・」
と、小町ちゃんが名前を名乗った瞬間、何人かから、ププっと吹き出す笑いを堪える音が聞こえる
小町「えっと・・よく聞かれるんですが、もちろん本名です。
文句は私の親に言ってやってください~」
と小町ちゃんは自虐めいた発言をすると
周りは私も含め大爆笑になった。
由香「さ、自己紹介も全員終わったことだし、
私達は仕事にもどりますね」
と、由香オーナーは言い、従業員にケーキの皿やらを片付けるよう指示をした。
夏子さんはお皿を片付けながら、チラリと窓を見る。
夏子「だいぶ、吹雪いてきましたね・・」
全員が窓の外を見る
由香「今夜は荒れるわね・・」
夏子「はい」
二人は予言めいた言葉を口にする。
夏子「大丈夫ですかね?」
由香「・・何が?」
夏子「こんな夜には・・・」
由香「早く、お皿を片付けなさい」
由香オーナーは眉をひそめ、夏子さんの言葉を遮るように
キツイ口調で言葉を放った。
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