雪女編・第5章

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やがて、一人、一人と 部屋に戻る。 私も部屋に戻って夜に 備えなければ。 部屋へと辿りつくと、10時 16時頃に大広間に 降りていけばいっか・・ 私は寝不足もあったせいか すぐに眠りについた。 ・・・・・・ やがて、 携帯の目覚まし音が鳴り、 大広間へと向かう。 階段を降り、大広間を覗くと 未来さんを除いた 全員が 集まっているようだった。 やがて、未来さんが 階段を降りてくる。 不気味な笑みを 浮かべていた。 狂気の笑みだ・・ 私は彼女の後ろに 陽炎のようにユラユラと 死神が見えた気がした。 何だ・・この禍々しさは・・ 冬美「言い残すことは?」 冬美さんが未来さんに問うた 未来「あるわよ・・」 全員がそのただらぬ雰囲気に 固唾を飲んで見守る・・ 未来さんはニヤリと笑う。 未来「私は雪女よ」 采夏「は?」 その場にいた 全員が面食らった。 自分に投票が固まると 観念して 私たち人間側に ヒントを残したのか? 罪悪感から最後は 謝罪するつもりか? いや、違う・・ 彼女の態度を見ると そんな感じではない。 ただ、死神・・そして死神。 私の脳が危険感知し 思わず身構える・・
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