雪女編・第6章

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冬美「で? 今日はもう何も話すこと ないんじゃない? 予定通り、バーサンやられたし 投票は未来さんだし・・」 と、あくびをしながら 眠そうな冬美さん。 ジョーズ「そやなー」 未来「いえ、みなさんに 言いたいことがありますね」 まだ、何かあるのか・・ 小町「ん?」 未来「実は私は人間よ・・」 はぁ? 冬美「なにを今更・・!」 全くだ。今更だよ・・ 未来「昨日は助かりたくて あんなこと言ったけど、 本当は人間です」 ジョーズ「じゃ、何や? あんた、自分の命が惜しくて 夏子さんを犠牲にしたって いうんかい!?」 未来「そうよ」 采夏「待った、待った。 だったら、 夏子さんが処刑された後に 何故、言わなかったの? おかしいでしょ・・」 未来「あの時は 約束があって 言い出せなかった・・」 約束? 約束って何だ・・ 小町「約束・・?」 未来「雪女の一人に 脅されてたのよ・・ 昨日は その人の言うとおりに やっただけなの!」 未来さんは泣き出す。 采夏「ハリウッドものの 演技ね・・」 未来「本当に私は人間よ!」 冬美「馬鹿馬鹿しい! そんなことで 今日の処刑は 揺るがないよ!」 ジョーズ「雪女側は 未来さんが人間やという線も残したいから、そんなこと いうてるんちゃうか?」 采夏「中々、仲間想いな トコロもあるじゃない・・」 未来「私は人間よ! 信じて!雪女は・・ 小町さん、アナタよ! 私を脅して夏子さんを 処刑させた! でも、残念ね! アナタの切り札である 脅しのネタは 昨日全部消去したわ! もう、私は  アナタに従う必要は無い!」 小町「へ・・?」
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