雪女編・第6章

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ジョーズ「人間側一人を 道連れにしようとする 策やないか?」 采夏「話の内容が 支離滅裂すぎるわね 嘘をつくなら、 もう少し上手く ついたほうがいい・・」 未来「本当よ! 信じて!私は人間だって!」 未来さんは 哀願するような瞳で 私たちを見つめながら言う。 小町「脅しのネタって なんですか? 昨日、脅しのネタは 隠滅できたって・・ この館にある 物的ネタなんですかねぇ? おっかしいよね~」 未来さんは一瞬、 『う・・』と、詰まると 再び、反論する。 未来「そ、それは  言えないのよ! 大体、脅迫されてるネタを アナタに知られることに なるじゃない!?」 小町「あれあれあれ~? おっかしいよ~? それ・・ 私から 脅迫されてるはずなのに 私に知られることになる? 意味わかんないなぁ~」 未来「とにかく、 私は人間よ!馬鹿!」 泣き喚く未来さん・・ しばらく、 未来さんの はちゃめちゃな 発言に付き合わされることに なった全員・・ 時計の針はもうすでに 16時を指していた。 采夏「私たちを 今日の昼、 眠らせない策だったの? 最後の最後まで 小賢しいわね・・」 未来さんは時間を確認すると 泣き喚く姿から一転して いつもの未来さんに戻った。 未来「騙される方が馬鹿よ」 くそう!やられた! 瞬時に、冬美さんが 未来さんを 平手打ちしようとしたが 采夏さんに とがめられる。 未来「さ、私の役目は 果たしたわ・・とっとと、 投票でもしなさいよ」 不敵に構える未来さん。
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