雪女編・題7章

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部屋のドアを叩く音が 聞こえる・・ 誰だ?  もう少し寝かしてほしい・・ 「もう17時、  回ってるんだけど!」 え? 私は飛び起きた・・ ザザザッ 館主「こらぁ! ナンバー13! とっとと大広間行け! 何度も放送で 起こしたのに!馬鹿ちん!」 私は館主に 「ゴメン」と謝ると 着替えはじめる・・ 館主「パジャマのまま 行けよ!早く~!早く~!」 くそう、わかったわよ・・ ドアを蹴り開けると 采夏さんがいた・・ 采夏「何やってんのよ・・ 心配したのよ?」 私は更に采夏さんにも 「ゴメン」と謝ると ドタバタと 階段を駆け下りる。 机にはもうすでに赤い紙と ペンが置かれていた。 冬美「もう全員、 名前書き終わってる。 あとはアナタだけ」 うへぇ・・ 私はみんなに ペコペコと頭を下げると ペンで名前を書きなぐる。 え~い、もうわかんない! 誰でもいいや! 私は推理などする暇なく 一番、嫌いな奴の名前を 書いてしまった・・ 赤い紙を冬美さんに手渡すと 同時に、 冬美さんが開票する。 一体、誰になるんだ? 今回ばかりは 本当に予想がつかない。 いや、待てよ? ひょっとして私か!? 今までの投票は誰かに 票が傾くのがわかっていたが 今日は、私かもしれない! いや、まさかね・・ 疑われる行動は 何もしてないはず・・ してないはずよね!? 私は 固唾を飲んで見守った・・
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