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部屋のドアを叩く音が
聞こえる・・
誰だ?
もう少し寝かしてほしい・・
「もう17時、
回ってるんだけど!」
え?
私は飛び起きた・・
ザザザッ
館主「こらぁ!
ナンバー13!
とっとと大広間行け!
何度も放送で
起こしたのに!馬鹿ちん!」
私は館主に
「ゴメン」と謝ると
着替えはじめる・・
館主「パジャマのまま
行けよ!早く~!早く~!」
くそう、わかったわよ・・
ドアを蹴り開けると
采夏さんがいた・・
采夏「何やってんのよ・・
心配したのよ?」
私は更に采夏さんにも
「ゴメン」と謝ると
ドタバタと
階段を駆け下りる。
机にはもうすでに赤い紙と
ペンが置かれていた。
冬美「もう全員、
名前書き終わってる。
あとはアナタだけ」
うへぇ・・
私はみんなに
ペコペコと頭を下げると
ペンで名前を書きなぐる。
え~い、もうわかんない!
誰でもいいや!
私は推理などする暇なく
一番、嫌いな奴の名前を
書いてしまった・・
赤い紙を冬美さんに手渡すと
同時に、
冬美さんが開票する。
一体、誰になるんだ?
今回ばかりは
本当に予想がつかない。
いや、待てよ?
ひょっとして私か!?
今までの投票は誰かに
票が傾くのがわかっていたが
今日は、私かもしれない!
いや、まさかね・・
疑われる行動は
何もしてないはず・・
してないはずよね!?
私は
固唾を飲んで見守った・・
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