第5章 第一の殺人

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夏子「外なんですか?」 小町「雪じょうろ沼のほとりです」 夏子「雪じょろうです」 ジョーズ「ますます、怪しいやんけー 絶対、アンタらのドッキリ イベントやろ!」 夏子「私達は関知しておりません。 少なくとも私は知らされていません。 小町さんの単独行動か、勝之さんとそのグループが、私達を驚かせようと、ドッキリを仕掛けてる可能性は十分にあります。 いずれにしろ、死体を見るまでは判断しかねますね」 淡々とした口調で表情も変えずに夏子さんが言う。 由香「とにかく、現場へいきましょうか・・」 小町「じゃ、扉開けます」 ジョーズ「よっしゃ、来い!」 扉を開けると そこは異様なほど白一色の世界だった・・ 冷たく凍てついた風が ビュンビュンと 私を切り裂いていく それはまるで降りしきる雪達が、あたかも意志を持って、 私に襲いかかってくるようにも 思えた・・ もうダメ・・死にそう・・ ジョーズ「あかん!こりゃあかんで! 寒すぎる!死にそうや!」 おまえは全身に鮫の着ぐるみを着てるから全然マシだろう・・と、言ってやりたかった。 小町「こっちです~!」 小町ちゃんに導かれるように、私たちは沼へと向かった。
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