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夏子「外なんですか?」
小町「雪じょうろ沼のほとりです」
夏子「雪じょろうです」
ジョーズ「ますます、怪しいやんけー
絶対、アンタらのドッキリ イベントやろ!」
夏子「私達は関知しておりません。
少なくとも私は知らされていません。
小町さんの単独行動か、勝之さんとそのグループが、私達を驚かせようと、ドッキリを仕掛けてる可能性は十分にあります。
いずれにしろ、死体を見るまでは判断しかねますね」
淡々とした口調で表情も変えずに夏子さんが言う。
由香「とにかく、現場へいきましょうか・・」
小町「じゃ、扉開けます」
ジョーズ「よっしゃ、来い!」
扉を開けると
そこは異様なほど白一色の世界だった・・
冷たく凍てついた風が
ビュンビュンと
私を切り裂いていく
それはまるで降りしきる雪達が、あたかも意志を持って、
私に襲いかかってくるようにも 思えた・・
もうダメ・・死にそう・・
ジョーズ「あかん!こりゃあかんで!
寒すぎる!死にそうや!」
おまえは全身に鮫の着ぐるみを着てるから全然マシだろう・・と、言ってやりたかった。
小町「こっちです~!」
小町ちゃんに導かれるように、私たちは沼へと向かった。
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