9人が本棚に入れています
本棚に追加
隘路に
なんて皮肉なんだろう
皮と肉
切望と絶望
あの人のなかに
手を伸ばせば
いくらでも掴めたものを
少しも求めなかったのに
あなたに手を伸ばしても
そんなものはない
分かってるの
それでも愛してる
そんなことは
壁でもなんでもないと
強く言い放ったはず
でも
こんなにも強く強く
遺伝子を感じるなんて
不思議ね
あなたとあたしは
創造するために出会ったと
こんなにも思える
世界は酷ね
最初のコメントを投稿しよう!