第一章

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海斗はとりあえず懐を暖める事にした。 中学生二人組は、店を出て、コンビニでお菓子を買って、歩きながら食べていた。 二人が裏通りに入ったのを見て、海斗は仕掛ける事にした。 小走りで二人の後を追っ掛け、路地を曲がると、海斗は人影にぶつかった。 二人を追っ掛けるのに焦っていた海斗は、ぶつかった人影に罵声を浴びせた。 「どこ見て歩いとんじゃ、このボケ!!」 カモの二人組を見失いそうなので、海斗は追い付こうと走りだした。
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