私たちが夫婦になるまで

美夕からの手紙

ワタルは毎日 優しい

頭の中美夕の事があったが それなりに楽しい毎日だった。

友達ひとり裏切って手にいれた男なんだから大事にしよう

そう心に誓った。

そんな時

もと旦那から電話があった。

「お前 ワタル君と結婚するって聞いたけど…嘘やんな！」

「ほんまやねんけど…」

「あれ めっちゃワレのツレやんけ！どうなっとんよ！」

【あらら…怒ってます？】

「いや 友達やってんけど 成り行きで、 なんかそうなってもてん…」

「ハァ⁉お前 めっちゃキレるわ！」

「ごめん。どうしても一人でおるんが辛くて… ワタルが同情(友情)で結婚してくれるんや」

「同情ってわけわからん！俺はものすごく 傷付いたから‼お前みたいな 女 ほんまきらいや！」

電話の向こうでもと旦那は泣いていた。