少年

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少年

少年は森で暮らして居た… 不自由なく暮らして居た… だだ街に住む人々からは不自由に見られて居たかもしれない… 少年には人には有り得ない巨大な鉤爪があったから… だが少年は街に住む人々の方が不自由に思えた… 彼らはあんなに小さい手で鳥や獣を捕まえられないだろうにと… そして少年は思った、だから彼らは鳥や獣が居ない街に居るのだと… そう思いながら、少年は森で暮らして居た…
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