傾いた世界の隠し方

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彼はまだ本を読み続けるので、私はそれを妨害してやろうと鼻唄を奏でた。 すると 「・・・なんの曲?」 と聞かれた。ので、これはしめた!と思い、さっきの仕返しをしてやろうと聞き返した。 「ふふふ...知りたいの?」 さっき、こいつが私を馬鹿にしたように笑ったので、その真似をしてみた。 「・・・は? なに言ってんの? うるさいよ、それ」 こいつ、本当に大嫌い!!!  
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