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「いや、それよりもまずは兵を集めなくてはならん。話はそれからだ。」
劉備が言うと、
「俺も行かせてくれ!」
後ろから声が聞こえた。
驚いた三人は後ろを振り返った。
「それなら俺も!」
「まだまだ若いのには負けてられねぇ!」
見ると見物客の中から十人ほどの男達が前に出ていた。
「あなたたちは…」
劉備は小さな声で言った。
「常日頃から劉備様にはお世話になってるからな。」
「劉備様が困ってるのに見過ごせないからな。」
男達が次々に言った。
(さすがは兄者!人柄だけでこれとは…)
(スゲェ、スゲェよ長兄…)
関羽と張飛は劉備の人徳に感服すると共に出会えてよかったと思うのであった。
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