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三人は店をあとにし、帰路を歩いていた。
時間はすでに日が落ちかけた夕暮れ時、真っ赤な夕日が雲までを赤く染め、とても美しかった。
「張飛、しっかり歩け!」
張飛は酒をいつも以上に飲んでしまい、関羽に支えられながら、右に左にふらふらと歩いていた。
「駄目だぁ。もう飲めねぇ~。」
それを聞いた関羽は何を言ってるんだこいつは。とでも言いたそうな表情をして劉備と顔を合わせた。
関羽の表情を見た劉備もまったくだ。っと言った表情を浮かべていた。
それから三人がしばらく歩いていると、一つの人だかりが出来ているのが目に止まった。
劉備は気になり、近くにいた青年に声を掛けた。
「すいません。あの人だかりは何でしょうか?」
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